今必要なのは、ぼっちのためのSNSだと思う。

ザ・インタビューズ – お知らせ
よく2年ももったなーっていう印象です。ザ・インタビューズに関してはSNS的に優れてるとかそういうんじゃなくて、「脆弱性の問題とか全部後回しにしても、アイデアを即、形にして世に送り出す」っていうモデルを実証するという面が良かったんじゃないかと思います。(ていうかそこしか評価しようがない。)
ザ・インタビューズはちょっとやってましたが、結局は質問をいっぱいくれるお友達や、その人のことを知りたいって思うファンがいっぱいいる人だけが楽しいんであって、ぼっちはクソも楽しめないんですよね。
気になるあの人に質問はできるけど、やっぱり登録したからには人からの質問に答えてみたい。でもぼっちに質問なんかこないから「やっぱりぼっちはお呼びでない」ってなって結局つまんなくなってやめちゃう。「質問に答えたい」という要求を決して満たせない。とどめに自動で運営から送られてくる質問が一気に白けさせて、急速に廃れる。
ただ、好きなゲーム作曲家さんがいろんな質問に答えてて、それをみるのは楽しいなと思いました。で、「結局見る側になったほうがいいや」っていう結果は、ザ・インタビューズみたいに交流がキモになるSNSとしては大失敗なんじゃないでしょうか。
だって、結局自分が受け手にしかなれないサービスなんてクソも楽しくないからね。こういうのは発信してナンボなのに、発信させてくれるチャンスがない。
mixiはちょっと違ってて、発信できるけど反応がないと極端につまらない。足あとがないから誰が見てくれてるかもわからない。結局つまんなくて飽きる。(逆に人間関係にガチガチに縛られて、誰かが発信したものに対して反応しないとつらいからつまらなくなる人もいると思います。)

対してTwitterのいいところって反応もらわなくてもいいし、好きなことも嫌いなことも延々書いてられるし、なおかつ他の人の好きなことも嫌いなことも延々眺めてられるところだと思います。
フォロー・フォロワーの概念はあるけど、数字なんか気にしないで、ぼっちがなんか喋ってたらどっかから反応があったりなかったりする。そういうとこがいいんだろうなと。

ぼっちでもいい、ってすごく大事で、まじで誰とも交流したくないけどなんか発信したい人の要求とか、ぼっちだけど誰かと交流したい、めんどくさくなったらできれば空中分解させたいっていう人の要求とかが満たせるSNSって気楽で楽しいんだろうなと思います。
これからはそういうぼっち系SNSか、ラインみたいにおもくそ内輪向けのツールかの2極化みたいになったほうが個人的には嬉しいです。

これを書きながらmixiのインターン面接の時に「mixiは友達って枠に縛られないで、もっと一人でも楽しめるような仕組みを作って、その副産物的に友達ができたりした、みたいな流れを形成してみてもいいと思います。絶対このままだと先づまりになって廃れます。」って言ったら「それは弊社の考えに反します」って一蹴されたのを思い出しました。なんかもう落ちそうだったから色々ボロクソに言った記憶があるんですが、今考えたらただの痛い人だったなと思います。結局その面接は落ちました。ちなみにその会場で一番印象に残ってるのは、はてブのTシャツ着て面接受けてた人です。