raspbianでnginx 1.9.3のビルド&init scriptを作成する。

Raspberry Pi 2 model Bにnginxを入れようとしたのですが、Debian wheezy用のリポジトリを指定したら404が返ってきたので自分でビルドしました。使用OSはraspbian(2015-05-05)です。

#入ってなければインストールする。
#ここで何が必要かは環境によって違うかもしれないのでビルドが通らなければ追加する
sudo apt-get install libpcre3 libpcre3-dev
wget http://nginx.org/download/nginx-1.9.3.tar.gz
tar -xvf nginx-1.9.3.tar.gz
cd nginx-1.9.3
./configure #実際は自分の使用する環境に合わせてオプションを指定
make
sudo make install

configureに指定できる引数は下記の「Configure Arguments」です。
nginx: Linux packages
libpcre3-devはPlatformUbuntu – Nginx Communityを参照しましたが、結局のところ何が必要なのかはconfigureやインストール済みのパッケージにも依存すると思うので、ビルドが通らなければ調べる必要があります。

自分でビルドするとinit scriptがなくて不便なので、誰かが公開しているものを使うことにしました。
Fleshgrinder/nginx-sysvinit-script
Installの項目通り、git cloneしてsudo makeすればinit scriptが作成されます。
pidのパスとかも特に意識する必要ないです。便利ですね。

Raspberry Pi 2 model B、無印のModel Bに比べてかなりスペックが高いだけあって、無印時代に動かすのがちょいちょいきつかったWordPressが特にストレスなく使用できるのに驚きました。

ひと通り設定済んだので公開しておきます。
r2@raspberrypi | WordPress on Raspberry Pi 2 Model B + nginx + MySQL