Right-Click to Calendar 3.9.4.2をリリースしました。

Right-Click to Calendar – Chrome ウェブストア
3.9.4.2をリリースしました。(この記事を書いている時点では審査中です)

「リストに表示されないカレンダーがある」という問い合わせに対する修正を行いました。自分の手元で再現できなかったため、調査に時間がかかってしまいました。
原因はかなりしょうもなくて、calendarIdの取得に使用するcalendarList.listminAccessRoleownerのため、管理権限のあるカレンダー以外を取得できなかったからなのですが、なぜ取得対象にownerを選んだのか一切思い出せないです。(実装当時writer権限が存在しなかっただけかもしれませんが。)
CalendarList: list  |  Calendar API  |  Google Developers

また、この件とは別で「アプリケーションが求める権限で”Google カレンダーを使用してアクセスできるすべてのカレンダーの参照、ダウンロード”と”すべてのカレンダーの予定の表示と編集”の2種類が必要な理由を教えてほしい」旨を問い合わせ頂いたので、こちらでも回答を書いておきます。
”すべてのカレンダーの予定の表示と編集”をするために、calendarIdが必要なのですが、そのcalendarIdの取得に”Google カレンダーを使用してアクセスできるすべてのカレンダーの参照、ダウンロード”の権限が必要になるからです。
具体的に使用しているAPIとスコープは以下です。

Google カレンダーを使用してアクセスできるすべてのカレンダーの編集ができる(https://www.googleapis.com/auth/calendar) スコープもあるのですが、やりたいことに対してスコープが広すぎるため、auth/calendar.readonlyauth/calendar.eventsにスコープを絞っています。auth/calendarだとカレンダーごと削除もできます。

ちなみに、リリース当初どうしてたのか思い出せなかったので実装を見たのですが、calendarIdをユーザーに自力で取得させて、オプションページに自分で入力してもらうというすべてを放棄した作りになっていました。当時の自分は素直ですね。